WindowsUpdateでトラブル再発

「Windows 10 Fall Creators Update」のその後のアップデートの過程で、一時、一部のプログラムの動作が遅くなり、プリンタが動作しなくなったが、その後のアップデートで正常復帰した。

教訓:バックアップを使った復元は最後の手段、急がず様子を見た方がよい。

マイクロソフトへのお願い:
x64ベースシステム用Windows 10 Version 1709の累積更新プログラムと言ってみたり、
amd64ベースシステム用Windows 10 Version 1709の累積更新プログラムと言ってみたりするのは混乱の元。
x64ベースシステム=amd64ベースシステムであるなら、マイクロソフトの履歴表示は “x64ベースシステム用” に統一してもらいたい。

以下は経緯

常用PC(東芝のKIRA)で11月中頃からJustPDF3高度編集というソフトの起動が極端に遅くなった。単なるPDFViewerとしてもJustPDF3高度編集を使っていた。
このソフト自体の不具合と思ってJustSystemのサポートFAQを見てブラウザのインターネットオプションの設定をいじってみたりしたが、解決しないので、やむを得ずPDF-Xchange editorというフリーソフトを使うようにした。このソフトは表示までが本当に速い。

その後12/5頃にこのPCからWiFi接続のEpsonプリンタPX-504Aに印刷できなくなった。PC上で見てプリンタがオンラインになっているにもかかわらず、印刷動作に入っても実際の印刷はせず、印刷動作をタスクマネジャーで強制終了させないといつまでも終わらない状態になった。

マルウェアにやられたのかと思い、10月24日時点のバックアップに戻すしかないかと覚悟して、その準備としてメールなど10月24日以降の更新を含む重要データをバックアップする作業を行った。
そうこうする内に、12/8にはWindowsUpdateの履歴が変だと気付いた。

x64ベースシステムのアップデートのはずが、amd64ベースシステムのアップデートが2つ混ざっている。2つめのKB4051963は何度もインストールに失敗している。
インテルcore i7のPCに対してAMD64のソフトが誤ってインストールされていると思った。
ところが、調べてみると、x64のアーキテクチャはAMDをインテルが後追いした形になっているので、x64ベースシステム=amd64ベースシステムであるらしいと分かってきた。(この理解で本当に正しいか否かはマイクロソフトがどう解釈しているかによるが、更新プログラム一覧でx64ベースシステムの更新プログラムの説明を開くとアーキテクチャ:AMD64と書いてあるので、おそらく正しい。)

マイクロソフトは、なぜ「x64ベースシステム」に統一しないのか、大いに疑問である。
もし、「x64ベースシステム」と「amd64ベースシステム」を使い分ける理由があるのならどこかに理由を明記して欲しい。

12/8になってインストール失敗を繰り返しているアップデートプログラムをMicrosoftUpdateカタログ http://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4051963 からダウンロードして手動でインストールしたところ、「前回のインストールが失敗しました – 0x80070bc2」と履歴に書かれているにもかかわらず、既にインストールされていると表示された。
この状態で、プリンタの印刷は可能になっていて、JustPDF3の動作も軽快になっていた。

念のためこの良好な状態をバックアップし、12/12には更新の履歴の上部にある「更新プログラムをアンインストールする」をクリックして失敗が続いている様な履歴になっているKB4051963を一旦アンインストールして、ダウンロードした更新プログラムをインストールし直してみた。しかし、インストールできたにもかかわらず、履歴の表示は相変わらず失敗(失敗回数増加)になっていた。余り実害はないのでこのまま様子をみるしかない。 ⇐後日Windowsを修復した。こちらに記載

なお、別のPC(NECのLavieZ)ではこのような現象は生じず、アップデートの失敗もなかった。

Windows10では勝手にアップロードされ動作がいつの間にか不安定になることがあり迷惑である。