NetCommonsユーザーカンファレンス2017

ここ数年毎年参加しているユーザーカンファレンスが8月22日に開催された。
今年はNetCommons3がリリースされて1年、いよいよNC2からNC3への移行ツールがリリースされる。計画通りNC3を試す時期になったかを知る機会で有り、期待した。
午前の最後に移行ツールのデモがあり、何とか私でも使えそうだと分かった。

午前の会場である講堂は毎年のことながら冷房効き過ぎ

午後のワークショップは20階の実習室でNetCommons3操作研修<基本編A>に当選し参加できた。その後の<基本編B><管理者編>は抽選外れだったが実習の見学はできた。NetCommns2との違いがある程度わかり、これはかなりの収穫、大体の感触がつかめた。

  • 移行ツールNC2ToNC3を9月末リリース
    Githubサイトのコマンドを実行 やや敷居が高い
    移行できないデータは、ユーザの権限とカレンダーの予定
  • NC3.1.4をカンファレンス直前の8/21にリリース
  • NC3.1.5を9/30にリリース予定
  • NC3.1.6以降は2ヶ月に1回、定期リリース

9月以降はNC2からNC3へ移行するべきとの話。

NC2はPHP7には対応しない
NC2はLinuxのCentOSの今後のバージョンに対応できるか不明
NC3はレスポンシブデザインだが、NC2はそうではない

レンタルサーバーにNC3をインストールして試してみることにした。

そのインストールについてはこちら

以下はその他の情報の覚え書き

新井先生の話

NC2のユーザーはおよそ5000になったそうである。

NC3をResearchmapの基盤として開発を計画

NC3ベースでReseachmapプロジェクトを立ち上げている。
これはNetCommonsのメンテを持続可能にする手段でもあるそうだ。
今年から、科研費報告書システム、JST申請報告システム、e-RadとResearchmapを連携させることになったとか。
ResearchmapにはAIも使い、研究者と既存論文を簡単にリンクさせることができるらしい。

サステイナビリティが最も重要 安心安全、効率性
★そのためにはクラウドでのSaaSサービスが最も効果的

新井先生のTED Talksが8月末以降に登場するそうである。

Googleの考える情報セキュリティ(Google Cloud Japan)

★常時HTTPSの必要性を強調していた
情報セキュリティに関する「管理の仕組」としてISO27000がある。
Googleは自社でセキュリティ専用チップTitanを開発、また自社で海底ケーブルを敷いているとか

サイバーセキュリティ トレンド2017 (NTTテクノクロス)

IPViking Live サイバー攻撃をリアルタイムで観測できるサービス
セキュリティ人材は40万人必要だが13万人不足
セキュリティのアウトソース 開発側と運用側の連携

個人サイトの場合ランサムウェアに対してはバックアップが解決策か。

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