AUひかりへの切り替えに思うこと

先日NTT東日本のBフレッツからKDDIのAUひかりに切り替えました。
2006年11月に「Bフレッツ・ライト」コース + BIGLOBEのお約束割を選択し、これまで3年以上使用してきました。実はこのときもKDDIの「BIGLOBE光with ひかりone」を一旦選択したのですが、インフラが準備できておらず工事可能日が不明だったため、キャンセルしてBフレッツに替えたところ、すぐ工事できたという経緯があります。
今回は、3月にAUひかりの代理店が「今ならキャッシュバックがあって切り替えるチャンスです」と売り込みに来たのがきっかけです。パンフレットをもらってチェックすると、毎月の支払いが安くなるのはウソではありません。これまでNTT東日本にBフレッツ代金を支払い、BIGLOBEにプロバイダ代金を支払っていましたが、AUひかりにするとBIGLOBEに一括払いとなりプロバイダ代金分が安くなることが分かりました。
スピードが速くなる上に安いのならと切り替えることにしました。
工事は簡単に終わり、インターネットの接続も出来たので、NTT東日本には解約を申し込みました。(問題が1つ発生したのですが、それは別途述べます。)
翌週、NTTが取り外しの工事に来ましたが、光ファイバをONU(光回線終端装置)の手前でカットしてONUを持ち帰っただけでした。
「また切り替えたい場合すぐ使えるように引き込み線は残していきます」と言い残して行きました。電信柱の上で接続を外す工事は手間が掛かるだけで無駄ということなのでしょう。これで我が家には2本のFTTH回線が来ているという贅沢な状態になりました。

ADSLでは従来から有る既成のアナログ電話回線を流用し、デジタル化設備を電話局内に置くだけですが、FTTHの場合はNTTとは別に独自のFTTH回線を各戸まで引かなければなりません。これは大変な金の無駄遣いです。
我が家にとっては安くなるメリットがありますが、インフラが2重にあるのは国全体としては大きな無駄です。工事は入札制で安いところにやらせるとしても、インフラの整備と維持は1つにまとめて効率化するべきではないでしょうか?しかしNTTとKDDIの競争がなければ、料金は高止まりしていたはず。
光の道計画で各戸にFTTHをつなぐ際、1つのインフラ会社が行い、利用はNTTやKDDIが回線を借りて競争するのでユーザの負担も減るという仕組みに出来ないものでしょうか?