NetCommonsユーザカンファレンス2015

2013年から3年連続でユーザカンファレンスに参加した。
8月25日、10時~18時のプログラムに15:30まで参加した。今年は「開発者と語る」はパスした。前日から涼しくなっていて、講堂の中は半袖では寒い状態だった。

昨年、一昨年と比べると講演の印刷資料がなく、簡素化された印象。(昨年までが金を掛けすぎ)それでも丈夫そうな布袋が配られた。オープンソースワークショップと書かれたどら焼きをもらった。

「NetCommonsを使い倒す」というのが今回のテーマだったそうだが、
パネルディスカッションの内容は、さほど目新しくなく、学校と関係ない私には余り参考にならなかった。

新井先生の人工知能の東ロボ君は私立大学の多くに入学できるレベルに達したとのこと。人工知能とビッグデータの話は中々興味深かった。

ベテラン教員の模範授業の実例を4画面分割の動画で見せ、着目ポイントを文字で示すという教員教育用動画はよくできていた。後でもらった資料によると、この「匠のわざ」はOpenSource WorkShopが係わっている。岡山大学も似たものを作っていた。
ポータルサイトとか、マッチングサイトが主な話題。
GoogleAPPSなどの他のアプリと組み合わせるとか、割とNCをカスタマイズして使う例が多いなど、少し新しい情報を得ることができた。

25日と26日だけKindleで0円になるという事例集を無料で入手。また、下記で、NC2の無料モジュールがダウンロドできることを知ったのは収穫。
https://opensource-workshop.jp/download/

事前に一番関心があったのはNC3の開発進捗状況である。
NC3ではモジュールをプラグインと呼ぶ。プラグインの機能はNC2よりかなり使いやすく改善されていることがデモで示された。
しかし、開発日程は昨年の目標に比べると9ヶ月から1年位遅れているようだ。昨年はα版が2015年3月と言っていたようだ。今回α版は2015年12月だが、なかなかそれは難しそうだという。2016年3月、すなわち今年度中にβ番をリリースすることが達成目標で、正式版は2016年夏とのこと。開発人員不足で、この日程はかなり厳しそうな印象である。

1階の展示で赤沢工房という会社のパンフレットをもらった。後で見ると、何と自宅近くの府中市若松町であった。ホームページを見ると、創業:2015年1月と書いてあった。

NCユーザーコンファレンス看板