LenovoのIdeapad U350が修理から戻りました。修理に出す際にパスワードをクリアしておいたので、再度パスワードをセットしようとしたところ、なぜか入力した文字数より少ない文字数しかパスワードの欄に入らず、エラーになりました。エラーでパスワードが更新されなかったはずですが、次のログインからパスワードを要求するようになり、ログインできなくなってしまいました。
何か打つ手はないか調べたところ、パスワードをリセットしたり　バイパスしたりするツールがあることが分かりました。

その１つであるKon-Bootは、パスワードをバイパスして起動できるようにするのですが、元の状態に再設定することはできないとの情報から試すのをやめました。

PC Login Now Full 2.0を試しましたが、パスワードの情報を入れたファイルを見つけることができず失敗に終わりました。

Offline NT Password & Registry Editor 2011-05-11
http://pogostick.net/~pnh/ntpasswd/

丁度最新版がリリースされたところでした。これを試したところ　パーティションがデフォルトの１ではだめでしたが、２にしたら後はデフォルトの内容でうまく行きました。ログインパスワードをリセットし　変更結果を上書きすると、元の状態に復帰できました。
この過程で操作前の設定データも一見パスワード無しになっているように見えました。しかし、実際はパスワードの入力を要求してくるのですから、どこかに不正なデータがあり、どこかが微妙に狂った状態になっていたようです。

Offline NT Password & Registry Editorの使い方は下記が参考になります。
http://www.sleepingbird.net/laboratory/offline_nt_password_registry_editor/

Offline NT Password & Registry EditorもPC Login Now Full 2.0も
CDからブートしてLinux上で動くソフトであり、同じようなことを行っているようです。PC Login Now Full 2.0はフルオートなのでうまく対応できなかったのですが、Offline NT Password & Registry Editorはデフォルト値でだめでも手動入力で変更できるため、よりフレキシブルにシステムの違いに対応できたということでしょう。

今回はシステムの復旧に役立ちましたが、パスワードがセキュリティとして不十分ということでもあるのでやっかいです。